屋根修理費用の目安(リフォーム全般)

屋根を修理する時にかかる費用は最低でも数万円、高ければ数十万円以上にもなる費用ですが、一般的な費用相場や適正金額は分からないと思っている人が多くいらっしゃいます。
屋根のトラブルが起きてから修理を頼もうか、どうしようかと悩まれている方に屋根修理の部位別に費用の目安を紹介します。

複数の業者に相見積をとる

複数の業者に相見積をすることで費用をおさえる事ができます。
業者によって得意、不得意があるため、同じ工事でも見積が変わってきます。
3社以上から見積を取り寄せることをおすすめします。その中で工事内容や費用に納得のいく業者を選びます。

最初に必要になる足場代は必須

屋根修理は上に登らなければならないため、作業するための足場を組みます。
高所作業となりますので、ほとんどの屋根修理の工事で足場代はかかります。
施工業者により費用は異なってきますが、およそ12万円~20万円程度の目安となります。
そして、足場代に加え、屋根の修理費用が発生してきます。
屋根の損傷や劣化ぐあいにより修理内容が異なるので費用は内容ごとに違ってきます。

屋根材の部分修理や交換などの補修の場合(※足場代を含んだ場合)

■瓦のずれや割れの交換

屋根表面の瓦の部分破損は、およそ5~15万円程度です。
屋根瓦の交換になりますと瓦の種類や枚数により費用は大きく変わってきますが、10枚程度ならおよそ10万~30万円程度です。

■屋根の塗装

修理というより定期的なメンテナンスで、屋根の塗装は、10年前後で再塗装するのが一般的です。
屋根全体を塗り替えるため、40~80万円程度が相場になりますが、塗料の種類によって費用が大きく変わってくる場合があります。

■板金や抜板の交換

根材を固定している金属が板金になります。
この板金が浮いていると雨漏りの原因になるので補修はしっかりした方が良いです。
修理費用の目安は20~35万円程度です。

■漆喰の補修

漆喰は瓦よりも耐用年数が短いです。その漆喰が劣化して剥れ落ちてくると、瓦の落下や雨漏りの原因になります。
漆喰の塗り直し費用の目安は20~30万円程度です。
また、補修範囲が短いと割高になってしまう傾向があります。

■屋根の葺き替えや葺き直し

瓦を新しく交換するのを葺き替え(ふきかえ)、瓦を再利用して補修のみ行うのを葺き直し(ふきなおし)といいます。
また、葺き替えの時に野地板(のじいた)と言われる下地が傷んでいる場合は、張替えも行います。
葺き替えと葺き直しの費用はおよそ140万円~200万円くらいです。

■雨樋の修理・交換

雨樋は、屋根の「付帯部分」と呼ばれています。雨水を下に流す雨樋が壊れてしうまうと、家の外壁に浸水した雨水が腐食や雨漏りの原因になったりします。雨どいの交換や修理は、全体交換や一部交換を含めおよそ10~60万円程度が目安となります。

■屋根の雨漏りの補修

雨漏りの原因や劣化の広さにより費用は様々になります。
天井に見つけたシミの範囲が小さければ20~35万円程度、水滴が天井から落ちてくる場合は25~55万円程度、雨の日には必ず水滴が落ちて、雨漏りが複数から起こっている場合は大規模なリフォームになり60~250万円くらいの費用もかかります。


屋根修理は、費用が高額になることが多々ありますが、金額だけを見て施工業者を選ぶのは危険ですので、満足度のいく修理を行うためにも、業者選びは慎重に行いましょう。屋根修理について分からないことや屋根修理をお考えの方は、数社の相見積りを取ることをおすすめします。
優良業者を見極める相場の価格や判断のポイントなど下のリンクをご覧になって、参考にしてください。

屋根修理には詐欺業者も多いのでご注意

火災保険を活用して修理費用を抑えられる?

自然災害による台風、強風、積雪などで屋根が壊れたときは、火災保険を利用できる場合もあります。
屋根修理は、内容や修理範囲により高額になりますが、火災保険の保険料を使って修理やリフォームができます。
ただ火災保険の申請をしたい場合、災害でどのように被災したのか明確な積りが必要なので、火災保険を使った見積もりができる業者を選ぶことがポイントになります。
最近では、代理で保険申請する、必要でない工事の追加など悪徳業者の話もよく耳にします。
トラブルに合わないために何社か相見積りをもらって検討することが大切です。